SCHECTER GUITAR RESEARCHのギターを
買ってみたのでまとめてみた。
http://www.schecter.co.jp/diamondseries/gt/bjc1atxfrbk.html
ボディー:Mahogany
ネック:3pc Mahogany
指版:Ebony, 24 X-Jumbo
ジョイント:Set-neck with Ultra Access
ブリッジ:Original Floyd Rose
スペックはこんな感じ。
では、注目ポイントを順に解説していこう。
まずはネック。
1pcのネックが良いと思っている人は
いまだに意外と多いのも事実。
だが現実問題として、
最低限使い物になるレベルの
1pcネックを作るのに
今現在、いくらかかるのだろうか?
そして、いい物を作ったところで
3pcネックに勝てるだろうか?
僕の場合は、その答えはNOだ。
個人的には、1pcネックの価値って、
希少価値だけだと思っている。
音色も強度も品質も、
3pcや5pcや9pcには勝てない。
1pcの音が好みなら別だが。
そしてジョイント。
Set-neck with Ultra Accessとはなんぞや?
と、思う人が殆どだろう。
セットネックとは、ボディーにネックを
貼り付けてジョイントする方法だ。
強度の部分で少し不安が残るので、
大半のセットネックギターでは
ジョイント部がボルトオンみたいな
形状になっている。
そしてこのUltra Accessだが、
ネックをボディーに貼り付けるというよりも、
ネックをボディーに差し込むというイメージだ。
通常よりもザグリを深くし、
そこにセットするため、
強度が上がりヒールレスカットが可能になる。
当然、普通のセットネックよりも
ボディーとネックの設置面が増えるので、
弦振動も伝わりやすくなり、
音の鳴りが良くなる。
そして指板とフレット。
このモデルでは、SCHECTERとしては珍しく
指板にEbonyを使っている。
なので音が凄くよく抜けてくる。
フレットはX-Jumboと書いてあるが、
JacksonのジャンボやIbanezのフレットのような
ジャンボじゃなく、小気味良いジャンボだ。
そして、重要な音はどうなのかというと、
太くて且つ抜けてくる。
そしてアーチドトップのため、
煌びやかだ。
今回のギターのブリッジはFloyd Roseなので
音のキレに関してはやはりあまり良くない。
が、Floyd Roseなのにこの音の太さは、
異常だと思う。
同じような価格帯のギターと比べると、
音、品質、弾きやすさ、
どれを取ってもトップクラスである。
間違ってもカッティングを多用する人は
買ってはいけないギターではあるが。