2013年6月1日土曜日

SCHECTER BLACKJACK ATX C-1 FR (AD-C-1-ATX-FR)のレビュー

~~~が良い!などと今評判になっている

SCHECTER GUITAR RESEARCHのギターを

買ってみたのでまとめてみた。

http://www.schecter.co.jp/diamondseries/gt/bjc1atxfrbk.html


ボディー:Mahogany
ネック:3pc Mahogany
指版:Ebony, 24 X-Jumbo
ジョイント:Set-neck with Ultra Access
ブリッジ:Original Floyd Rose

スペックはこんな感じ。

では、注目ポイントを順に解説していこう。

まずはネック。

1pcのネックが良いと思っている人は

いまだに意外と多いのも事実。

だが現実問題として、

最低限使い物になるレベルの

1pcネックを作るのに

今現在、いくらかかるのだろうか?

そして、いい物を作ったところで

3pcネックに勝てるだろうか?

僕の場合は、その答えはNOだ。

個人的には、1pcネックの価値って、

希少価値だけだと思っている。

音色も強度も品質も、

3pcや5pcや9pcには勝てない。

1pcの音が好みなら別だが。



そしてジョイント。

Set-neck with Ultra Accessとはなんぞや?

と、思う人が殆どだろう。

セットネックとは、ボディーにネックを

貼り付けてジョイントする方法だ。

強度の部分で少し不安が残るので、

大半のセットネックギターでは

ジョイント部がボルトオンみたいな

形状になっている。

そしてこのUltra Accessだが、

ネックをボディーに貼り付けるというよりも、

ネックをボディーに差し込むというイメージだ。

通常よりもザグリを深くし、

そこにセットするため、

強度が上がりヒールレスカットが可能になる。

当然、普通のセットネックよりも

ボディーとネックの設置面が増えるので、

弦振動も伝わりやすくなり、

音の鳴りが良くなる。



そして指板とフレット。

このモデルでは、SCHECTERとしては珍しく

指板にEbonyを使っている。

なので音が凄くよく抜けてくる。

フレットはX-Jumboと書いてあるが、

JacksonのジャンボやIbanezのフレットのような

ジャンボじゃなく、小気味良いジャンボだ。



そして、重要な音はどうなのかというと、

太くて且つ抜けてくる。

そしてアーチドトップのため、

煌びやかだ。

今回のギターのブリッジはFloyd Roseなので

音のキレに関してはやはりあまり良くない。

が、Floyd Roseなのにこの音の太さは、

異常だと思う。

同じような価格帯のギターと比べると、

音、品質、弾きやすさ、

どれを取ってもトップクラスである。

間違ってもカッティングを多用する人は

買ってはいけないギターではあるが。