James Hetfieldのシグネイチャーモデルについて。
外観からは良くわからないがコレ、
実は市販品としては超特殊なギターである。
ボディー:(Top) Hard Maple, (Back) Mahogany
ネック:Mahogany
指版:Rosewood
ジョイント:Set-neck
ブリッジ:TonePros®T3BT & T1Z
実はレスポールではない。
ボディー厚が45mmしかないのだ。
そのためかなり弾きやすい。
レスポールかストラトかなんなのか?
という話をすると、MAというギターになる。
そして、スペックには書いてないが、
実はこれにはとても厚い塗装がされている。
無駄な響きを抑えて、音をシャープにするためだ。
一般にギターの塗装が薄いほうが良いとされているが、
それは鳴りや響きを良くするためである。
だが彼が欲しかったのは、
シャープさ、バイト感、硬さ、
そんなところであろう。
特化したギターに仕上がっている。
クリーンやクランチで弾くと、とにかく硬い。
本当に使い道の少ないギターだと思った。
重さよりも硬さが目立つ。
個人的にやっているメタルコアには使えないと思った。
ハードなリフにしか使えないと思い、
最近は殆ど使わなくなってしまった。
なのでJamesと同じような音を
追い求めている人か、
あのルックスが好きな人にしか
価値を見出せないような、
特化しすぎた商品となっている。
もちろんメタリカを弾くにはドンピシャな音が出る。